「富山湾海底地すべり調査･研究グループ（富山大学･京都大学･金沢大学）」が、令和6年能登半島地震で発生した富山湾南部における「海底地すべり」跡の直接観察（撮影）におけるプレスリリースが発表されました。

https://www.u-toyama.ac.jp/wp/wp-content/uploads/20250116.pdf

海底地すべり跡の直接撮影に国内で初めて成功しました。

ユウ・アクアライフ　海洋エンターテイメント事業部TOYAMABAY Lab.（トヤマベイラボ）では、ROVオペレーション、映像撮影・制作を担当。

【富山湾「海底地すべり」の実態】ダイジェスト動画

富山湾南部では津波の到達が異常に早く、この到達の早かった津波の発生原因として富山湾南部における大規模な「海底地すべり」が指摘されています。

また、地震直後の定置網の破損やカニ籠の喪失、シラエビの不漁などの漁業への影響も、「海底地すべり」がその要因である可能性がしばしば言及されています。

音波探査による地震発生前後の海底地形の比較等により、海底地すべりの位置や規模の推定されてきました。

「海底地すべり」は水中で起こる事象であるため、その痕跡を直接観察することは一般に困難で、規模や崩壊様式などについての一致した見解は得られていませんでした。